フェアトレード?フェアトレードという言葉を皆さんは聞いた事はあるでしょうか? フェアトレードの商品を扱っているお店やイベントも増えているのでご存知の方も多いかもしれませんが、直訳すると「公正な貿易もしくは取引」といった言葉になります。
最近、チャイハネさんはフェアトレードやっていますか? という問い合わせも何度かあったようです。
きちんとした定義を書くよりも分かりやすく説明すると、必要以上に商品を安く買い叩いたり、貧しい人たちに寄付する気持ちで高く買ったりするのではなく、継続的に商品の売買をするだけのことなんです。すごく単純明快な話のように聞こえてくると思います。これを継続的に続ける事によって生産者は継続的に安定した職業と生活を維持できるという事になります。そして、商品を買っている人たちのこうした援助が、発展途上国の貧しい人たちを貧困から抜け出せる道をサポートする手助けが出来るわけです。
なぜ、いつものような旅行記でなく、何だか小難しい話だなと感じている人もいるでしょう。僕も稚拙な知識で偉そうに書いていて恥ずかしいです。去年の10月にカンボジアで出会った人・商品が関係しているからです。
カンボジアと聞いて連想するのは「アンコールワット」「地雷」「貧しそう」などではないでしょうか? 個人旅行で僕も10年ほど前に10日ほどウロウロしていましたが、最初はそんなイメージしかありませんでした。しかし、カンボジアの伝統的な織物もとても手が込んでいたり、歴史的な建造物もたくさん残っていて穏やかな国柄でとても良い国です。
アミナコレクションの創業30周年行事の一環として新規開拓の国としてカンボジアが選ばれました。そこで社長夫妻と僕の三人で仕入れの出張にカンボジアとラオスに行ってきました。事前にカンボジアの情報を集めていた段階でカンボジアのあるフェアトレード団体と巡り合わせがあり、伺う事になりました。
その団体は貧しい生産者・ハンディキャップを背負っている人たちが、カンボジアの伝統的な技術の継承や工芸品を生産する手助けをサポートしているという事です。スタッフは現地カンボジア人だけでなく、イギリス人などもおり、和やかな雰囲気な事務所でした。
色々話しを聞いてみると、やはり寄付を求めているのではなく、継続的な取引と日本ではどのようなものが好まれるのか、何かカンボジアの伝統を生かした商品アイディアはないかなど、僕達にバイヤーとして見た商品のアドバイスを求められました。そこの団体に加盟している店舗は25店舗ほどで、作っている商品なども様々だったので自分達の求めているような伝統的な民芸品や民芸雑貨を扱っているお店を幾つか紹介してもらいました。
ある店舗では、身体的なハンディキャップを背負った人々の生活的な支援のための施設でした。お店と隣接している工房で製作過程を見たのですが、両手がない人たちや耳が聞こえない人など障害は様々でしたが、みんな明るい笑顔で迎えてくれました。たまたま職業訓練生として日本に来た事のある男の子もそこの工房で働いており、一生懸命日本語で自分達の仕事や日本での思い出を語ってくれました。
また、ある店舗では山奥に住んでいる少数民族の生活安定を目指し、織物の指導や彼らが持っている技術を生かした商品開発を一緒に頑張っていました。カンボジアはシルクも有名なのですが、有害な農薬を使わず、良質なシルクの生産にも力を入れているようでした。
他にもシンガポールの生地を作っている企業がフェアトレードの観念に共感し、あまった生地を定期的に寄付をして、その生地を使った商品を輸出しているところもありました。そこでは他に、様々な廃材をリサイクルして再利用した商品など数多く見られました。
カンボジアには一週間ほどの短い滞在でしたが、仕入れをするということ以外に学ぶできところの多い時間を過ごすことが出来ました。
この経験をこのような場を借りて、皆さんに伝える事も何かの役に立つかもしれません。
商品を販売する事がもっとも求められている事なのですが、アミナコレクション、チャイハネでは「フェアトレード商品です。」という情報を出して売っている商品は現在ほとんどありません。しかし、誤解をしてもらいたくないのは、フェアトレード商品とうたっていないだけで そのような商品は数多くあるということです。民芸品・伝統的な技術の継承を伝統的な技術を使った商品開発を様々な国で各仕入れスタッフと現地の方々と協力し合っていますが、社内でもフェアトレードのものを打ち出しするか否かという議論は出ているのですが、困った事に、マーケットで買ったりしている物などは打ち出せないので、一般のお客様が店に入ってフェアトレード商品の横にそうでないものがあると、変な誤解を招くのでは? 同じものを仕入れる際、フェアトレードのお店よりもマーケットの方が安いとき、どっちで仕入れる? など取扱商品が多いと様々なケースが発生するのです。
お客さんもそうですが、働いているスタッフも分かってくれているのであれば、わざわざ打ち出ししなくてもいいのかなって最近考えるようになりましたが、みなさんはどう思いますか?
追記◎大学の時、国際協力やNGOなどと経済を勉強してはいたのですが、間違った知識など書いていた場合は先にお詫びしておきます。
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