バリ島 ガムラン(Gamelan)

バリ島 ガムラン(Gamelan)

「青銅のオーケストラ」といわれる世界最大の打楽器アンサンブルガムラン

「ガムラン」はバリ島の民族音楽のことをいうが、使われる楽器自体もまた「ガムラン」と呼ばれている。インドネシア語の「ガムル」(たたく)が語源となっている。

一般に、青銅でできたドラや鍵盤打楽器が中心でそれにタイコが加わって演奏される。

ガムランには楽譜も指揮者もない。演奏者は村の学校の先生、町に出て働く勤め人、田畑を耕す農家の人々である。寺院の祭礼や冠婚葬祭にそれらの演奏者が集まり楽器の前にすわるといきなり演奏がはじまるという独特のスタイルで本番をむかえる。

現在、バリでもっとも一般的な演奏スタイルは「ゴン・クビャール」と呼ばれる新しいガムランである。観光客向けのショーは、ほとんどこの「ゴン・クビャール」である。

特徴は「ペロッグ」といわれる音階を使うこと。1オクターブが5音ないし7音からなるいわゆる「沖縄音階」に類似している。またバリ島ガムランのもう一つの特性は華麗な音色と速いリズム、荒れくるったようなダイナミックな響きが聞くものを圧倒することである。

ガムランの代表的な楽器

クンダン 太鼓
木をくり抜き、両側に牛の皮を張って作られた太鼓。楽団全体のリーダー役を担う。
ガンサ 鉄琴
ガンサ 鉄琴 青銅の鍵盤と竹の共鳴筒をもつ鉄琴。旋律(メロディ)役を担う。 ガンサ 鉄琴
レヨン ゴング
ガンサ 鉄琴 小型のゴングを12個ならべたものを4人横一列になって両手のバチでたたく。
  • 仕入部
  • 渡辺智行