レインスティック

レインスティック

乾いた木のようなサボテンの楽器。この筒を立ててみると、雨が降っているかのような優しい音が鳴ります。

南米のNormataという種のサボテンは筒の形をしています。レインスティックの職人は、ロバにまたがり死んで乾いたこの種のサボテンを集めます。地球に優しく、生きているサボテンは使われていません。アンデスでは死んで乾いたサボテンは薪としても使われています。

この空洞で筒状のサボテンの死骸からトゲをすべて抜いてしまいます。そして元の筒状のサボテン本体にそのトゲをらせん状に外側からペンチで差し込んでいきます。最後にその筒の中に川から拾ってきた小石をつめて、筒にふたをするとレインスティックの完成です。

筒を逆さにして内側のトゲに小石が落ちると、雨のような音が鳴ります。筒の内部のトゲは1cm毎に細かく埋め込んであるので、小石が一番底まで落ちるのに時間がかかります。レインスティックを傾けてからその音が鳴り止むまで、その筒の長さから予想するより長く聞こえるのはそのためです。

自生していたサボテンを使って作られているので、太かったり細かったりまっすぐだったりくびれていたり、太さや形が様々です。音も一本一本微妙に違う音を奏でます。その先端には南米らしいカラフルなラインのはいった細い布が巻かれています。

現在レインスティックは中米、南米全域に伝わっていますが、チャイハネの仕入れているレインスティックはDiaguitaというチリのインディアン(チリ北部のアタカマ砂漠地域)が作っているものです。その地域は世界で最も乾燥している地域のひとつとして知られています。古代Diaguitaの人々は雨乞いの儀式のためレインスティックを演奏していたということです。

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