タイの山岳民族
アカ族のヘルメット

タイの山岳民族

タイ・ラオス・ベトナム・ミャンマー・中国雲南省周辺の山岳地帯に住む少数民族の紹介

タイの山岳民族はタイにしかいないということはありません。タイ・ラオス・ベトナム・ミャンマー・中国雲南省周辺の山岳地帯には山岳民族といわれる少数民族が住んでいます。彼らは現在の国境ができる前から山岳地帯を移動して生活していたので、複数の国に民族が分散しています。今回はタイで居住している代表的な山岳民族について紹介したいと思います。

アカ族(AKHA)

  • タイ(人口約5万人)。中国南部(人口約140万人)、ラオス、ミャンマーにも住む。
  • もともとはタイではなく中国南部に住んでいたようだが、ここ一世紀の間でタイへ一部が移住した。
  • 父系の祖先崇拝で、父親の名前の一部がかならず子供につけられるようだ。
  • 刺繍・ヘルメットが有名。
  • アカ族自称「アカ」、タイ人呼称「イコー」、中国人呼称「ハニ」・「アイニー」。

カレン族(KAREN)

  • タイ(人口約35万人)ミャンマー(人口約300万人)タイに住んでいる山岳民族の中で最大規模。
  • 山岳民族のなかで唯一ゾウを調教し、土木作業等に使用する。
  • ミャンマーにおけるカレン族は民族独立抗争をしている。
  • 男性の多くが刺青をし、女性は、未婚者は白のワンピース、既婚者は赤や青のツーピースの民族衣装をまとう。
  • 首長族(バドゥン族)もカレン族の一派とされる。
  • カレン族のシルバーによくある花の刻印は魔よけとして用いられる。
  • カレン族のシルバーが有名。
  • カレン族自称「パゴニョー」、タイ人呼称「カリエン」。

モン族(HMONG)

  • タイ(人口約11万人)、中国南部(人口約750万人)。
  • タイでは白モン族、青モン族と2つのグループに分かれる。
  • 中国の苗族(ミャオ)と起源は同じ。タイに住んでいるモン族はミャンマーの方から移住したようだ。
  • グループは土地や女性の服飾によって分かれ、中国では「長裙ミャオ」、「短裙ミャオ」、「長角ミャオ」、「赤ミャオ」、「黒ミャオ」、「白ミャオ」、「青ミャオ」・・・・・・など数多くのグループに分かれる。
  • モンとは、モン語で「自由」の意味。
  • 刺繍・プリーツのスカートが有名。
  • モン族自称「モン」、中国人呼称「ミャオ」※注:タイ人に「メオ」と呼ばれることもあるが、「メオ」は蔑称とされる。

ヤオ族(YAO)

  • タイ(人口約4万人)、中国南部(人口約260万人)、ベトナム北部、ラオス北部に住んでいる。
  • もともとの起源は中国で、年長の人は中国語を使うことができる人が多い。
  • 刺繍が有名。
  • ヤオ族自称「ミェン」、タイ人呼称「ヤオ」、中国人呼称「ヤオ」。

ラフ族

  • タイ(人口約8万人)、中国南部(人口約45万人)、ラオス、ミャンマーにも住んでいる。
  • 19世紀末、山岳民族の中で最初にタイに移住してきた民族と言われている。
  • 「ラフ」は「虎を狩る」という意味。

リス族

  • タイ(人口約3万人)、中国南部(人口約60万人)、ミャンマー・ラオスにも住んでいる。
  • 起源はチベットの南東部と言われ、南下してきたと言われている。
  • 他称、自称ともリスで、「リ」は高貴、「ス」は人または一族の意味。
  • パッチワーク・ポンポンが有名
  • サポート本部
  • 進藤やまと