アルパカ南米ペルー、ボリビアを中心としたアンデス山脈の寒い高地に生息しているラクダ科の動物です。毛は保温性に優れ、滑らかなのが特長です。アルパカのルーツはとても古く、古代インカ帝国の頃から人々と共に暮らし、歴史を刻んできたといわれます。 澄んだ空気の下、広大な大地でのんびりと草を食べる、あどけない顔がとても可愛らしい動物です。とはいえ、生息地は寒い高地(高度3000〜4000メートル台)の為、時には氷点下10〜20度にもなる環境の中で生き抜くにはそれなりの装備(?)がなくてはなりません。 その装備(?)として、アルパカは全身を覆う保温性に優れた毛を持っています。この毛は滑らかで光沢があり、繊維が長く丈夫です。又、毛玉ができにくいのでセーター、ポンチョ、手袋、マフラーなどのニット製品にも使われます。 毛色は(染色していない状態で)ホワイト、ブラック、グレイ、ベージュ、ブラウン、ミックス等がありますが、例えばひとくちにグレイといっても濃いグレイもあれば薄いグレイもあり、均等ではありません。たまにアルパカニットにちょっとした色ムラがあるのはこの為。人間ひとりひとりが違った性格で、その人なりの個性を持っているのと同じで 、アルパカの毛色にも一頭一頭個性があるという訳です。そんな事を考えると、アルパカニットの微妙な色の違いもまた、愛しいものと感じられるのではないでしょうか? 近年では、アルパカ製品の生産も工業化が進み、一部では染色しやすいという理由で毛色がホワイトのアルパカが重宝がられ、反対にグレイやブラウンの色つきアルパカに人気がなくなってきているそうです。きれいな色の染料で染色したアルパカニットもそれはそれで素敵なものですが、自然のままの色を生かしたアルパカニットにも他では感じることのできないぬくもりがあることを忘れてはいけません。 アンデスの大自然が生んだ、美しい毛を持ったアルパカは大昔から人々と共に歩んで来ました。これからも私達は彼らにぬくもりを与えてもらいながら、共に歩んでゆきたいものです。
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