タイダイはエスニックファッションに絶対必要不可欠と言い切れる染色テクニックですね。 読んで字のごとく生地をTIE(結ぶ)& DYE(染める)します。そのテクニックといえば多彩で古くから世界各国で独自のタイダイワークが伝えられています。もちろん、今現在も進化中!
日本にも古くから絞り染めの文化があります。愛知県に有松という古くから絞りで有名な街があり、そこでは地元のおばあちゃんたちが職人技を披露してくれますよ。以前、インドのタイダイメーカーのご夫婦をお連れしたことがあるのですが、日印タイダイ職人会談はとても暖かいもので 「うちの国ではこうしますよ」 「はあ、そうかい、私たちはこれを使うんですよ」 なんて会話が弾んでいました。
さて、結んで染めるとどうなるかというところから始めます。生地を結んで染めると、表面は染まって結び目の内側には色が入らないですね。白いハンカチをギュッと結んで色水の中に入れて取り出し広げるイメージをしてみてください。ほら、クシャクシャな柄が目に浮かぶでしょ? それが基本です。
実際には糸を使っていろいろな“結び”をするのですが、そのテクニックのバリエーションと言えば限りがありません。シンプルな物から、理解することさえ難しい気の遠くなるような複雑なものもあります。
いくつか写真を用意しましたのでそれを追いながら代表的なテクニックを紹介しますね。実際には“絞る”や“結ぶ”を超えて“ギャザーを寄せて色をかける”むら染めや、“生地を持って染料にジャブジャブつけて染める”グラデーションダイもタイダイの大きな定義に入れる事もあります。タイダイ=絞り染めというより、“タイダイ”の広義の中に日本独特の“絞り染め”があると私は解釈しています。今回は一回目なので、インドで商品を仕上げていく経験から得た知識を基に簡単な解説をしました。
今後も現地で取材したり、文献を調べたりして内容を充実させていくつもりなので楽しみにしていてください。