インドネシアのアタ製品
インドネシアのアタ製品

アタ製品

均整の取れた網目、丈夫さ、独特の甘い香りで幅広い層に人気。素材のシンプルさで様々なものに加工されるアタ製品です。

バリの土産物屋や帰りの空港で、日本人女性がよく飴色のシンプルなバッグを手にしているのを見かけます。これはアタという、バリ島やロンボク島などに自生するシダ科の蔓性植物の茎を使ってできたものです。現在は自然豊かなカリマンタンから取り寄せて作られています。

工程は・・・・・・、

  1. 職人がアタを細かく裂いて1つ1つ編む
  2. それを天日で乾かす
  3. ココナツの殻で3日ほど燻す

腕のいい職人さんが作ったものは網目が細かく、実に均整の取れた出来になっており、高値で取り引きされます。逆に熟練していない人の手にかかると、形がいびつだったり網目が不均一だったりしてしまいます。

完成品の匂いを嗅ぐと、香ばしくて甘い香りがすることに気付くでしょう。これは除虫のためにココナツで数日燻されるためです。このことにより、自然素材を用いた製品ながら虫が湧かず、長持ちします。質の良いものになると半永久的にもつといわれています。

手入れは、水に濡れたらさっと拭いて、直射日光の当たらない所に保管しておけばOK。簡単です。

アタは用途に従い様々なものに変身します。ランチョンマットやコースター、小物入れなどなど。どれも人気ですが、ちょうど女性が近場にお出かけ、といった場合に役立つような大きさのBAGが人気で、夏場などちらほら日本の街中で見かけます。使うほどに手に馴染んでくるので長い間外出のお供をしてくれそうです。

アタ製品はシンプルなだけに、作り手の技量が分かりやすいです。これは! というものに出会えたら、南の島で1つ1つ丁寧に仕上げた職人さんに思いを馳せてみれば、一層愛着も湧くでしょう。

  • 仕入部
  • 新井直美